石上泰輝
横浜DeNAベイスターズ #44 | |
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2024年3月9日 横浜スタジアム | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 徳島県鳴門市 |
生年月日 | (2001-05-18) 2001年5月18日(23歳) |
身長 体重 | 172 cm 82 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 遊撃手 |
プロ入り | 2023年 ドラフト4位 |
初出場 | 2024年3月29日 |
年俸 | 850万円(2024年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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石上 泰輝(いしかみ たいき、2001年5月18日 - )は、徳島県鳴門市出身[1]のプロ野球選手(内野手)。横浜DeNAベイスターズ所属。
経歴
プロ入り前
鳴門市明神小学校で2年生の時に明神ブレーブスで野球を始める[2]。鳴門市第一中学校では軟式野球部に所属し、3年時は主将を務めて全国中学校軟式野球大会に出場した[2]。
徳島県立徳島商業高等学校では1年夏からベンチ入りし、2年秋から二塁手のレギュラーを務めた。この時点では高校卒業後に野球を引退して就職する意向だったが、その後出場した秋季四国大会にて、英明との初戦で4安打を記録して勝利に貢献[3]。大舞台で結果を残し、「関東の大学でプレーしたい」という意欲が芽生えた[3]。3年夏は徳島大会準決勝で鳴門に敗れ、3年間で甲子園大会出場はなかった[3]。高校通算11本塁打[2]。
高校卒業後は東洋大学へ進学。1年秋からベンチ入りし、2年秋から二塁手のレギュラーを務めた。3年春からは遊撃手を務め、中央大学との入れ替え戦第1戦では西舘勇陽から満塁本塁打を放ち勝利に貢献したが、その後連敗し1部リーグ昇格を逃した[4]。4年春のリーグ戦では駒澤大学との入れ替え戦に勝利し、1部リーグ昇格を果たした[5]。
2023年10月26日に開催されたドラフト会議にて、横浜DeNAベイスターズから4位指名を受けた[6]。指名当日は、大学同期の細野晴希が先に北海道日本ハムファイターズから1位指名を受けていいたため、細野を囲み野球部の集合写真撮影が行われていた瞬間に石上もDeNAから指名を受け、仲間の歓声で指名に気付き祝福を受けた[7]。11月20日に契約金4900万円、年俸850万円(金額はいずれも推定)で仮契約した[8]。背番号は44[9]。
DeNA時代
2024年は、春季キャンプからA班でのスタートとなり、練習試合からパンチ力のある打撃でアピールを続け、オープン戦では3月3日のオリックス・バファローズ戦(京セラドーム)で平野佳寿から、12球団の新人選手では第1号となる本塁打を記録した[10]。規定打席未満ながら打率.327を記録。5つの盗塁を成功させてオープン戦の盗塁王となった[11]。開幕一軍入りとなり、3月29日の広島東洋カープとの開幕戦(横浜スタジアム)では、8番・遊撃で先発出場した。初打席ではバットを折られて一塁前のゴロになるものの、一塁手のジェイク・シャイナーが送球先を迷う間に一塁を駆け抜け、初安打を記録した[12]。この後に1番・右翼で先発出場した度会隆輝の初安打となる本塁打で本塁を踏み、開幕戦で新人が揃って初安打を記録するのは球団初となった[13]。その後も多くの試合で遊撃手として先発起用されていたが、4月26日の試合での安打を最後に20打席無安打と調子を落とし、5月9日に出場選手登録を抹消された[14]。7月18日、チーム事情で出場辞退した井上絢登に代わってフレッシュオールスターゲームに補充された[15]。20日開催のそのフレッシュオールスターではイースタンの1番・三塁手として先発出場すると、2打席目に先制点となる1点本塁打を放ち[16]、優秀選手賞を受賞した[17]。
選手としての特徴
遠投120メートルの強肩と、50メートル5秒9の俊足を武器にした打撃と守備が持ち味[18]。本職の遊撃のほか、二塁、三塁も守れる[19]。
筋肉量の多いガッチリとした体格で、ベンチプレスは140kg、デッドリフトは260kgを持ち上げるほどのパワーを持ち、打撃のタイプとしては石井琢朗コーチからはパワーヒッターと評されている[20]。
詳細情報
記録
- 初記録
- 初出場・初先発出場:2024年3月29日、対広島東洋カープ1回戦(横浜スタジアム)、8番・遊撃手で先発出場
- 初打席・初安打:同上、3回裏に九里亜蓮から一塁内野安打
- 初打点:2024年4月2日、対阪神タイガース1回戦(京セラドーム大阪)、3回表に村上頌樹から一ゴロ野選の間に記録
- 初盗塁:2024年4月12日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦(横浜スタジアム)、 3回裏に二盗(投手:サイスニード、捕手:松本直樹)
背番号
- 44(2024年 - )
登場曲
奇数打席
- 「In My Life」SALU
偶数打席
- 「BRIGHT」三代目 J SOUL BROTHERS
脚注
- ^ 「東洋大の石上内野手(鳴門市出身、徳島商高出) DeNA4位指名」『徳島新聞デジタル』2023年11月12日。2023年11月12日閲覧。
- ^ a b c 「石上泰輝」『週刊ベースボールONLINE』。2023年11月12日閲覧。
- ^ a b c 「石上泰輝(東洋大・内野手)ベンチに欠かせない仕事人「監督の意に沿う、ベンチが思い描く野球をやりたい」 | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2023年9月19日。2023年11月12日閲覧。
- ^ 「東洋大が中大に先勝、21年春以来の1部復帰に王手 石上泰輝が人生初満弾 東都入れ替え戦」『日刊スポーツ』2022年6月20日。2023年11月12日閲覧。
- ^ 「【東都入れ替え戦】東洋大が連勝で5期ぶり1部昇格決めた、就任1年目井上監督の目には涙」『日刊スポーツ』2023年6月24日。2023年11月12日閲覧。
- ^ 「【DeNA】ドラ4石上泰輝、遊撃レギュラー争い名乗り「東都大学先輩の林選手に負けたくない」」『日刊スポーツ』2023年10月30日。2023年11月12日閲覧。
- ^ 「石上泰、横浜DeNAから4位指名!自身の武器を活かし周りから応援される選手へ」『東洋大学スポーツ新聞編集部』2023年10月26日。2024年3月24日閲覧。
- ^ 「【DeNA】ドラ4東洋大・石上泰輝が仮契約「持ち味の肩と足でアピール」1年目の1軍出場目標」『日刊スポーツ』2023年11月20日。2024年3月24日閲覧。
- ^ 「2024年度 新入団選手 記者発表会を実施」横浜DeNAベイスターズ、2023年11月24日。2023年11月26日閲覧。
- ^ 「DeNAのD4位・石上泰輝が一番乗りルーキー1号 日米通算250セーブの平野佳寿から快打」『サンスポ』2024年3月4日。2024年3月24日閲覧。
- ^ 「打率4割超の度会隆輝だけじゃない プロ野球・ルーキーたちのオープン戦 通信簿 | ショウアップナイター」『BASEBALL KING』2024年3月25日。2024年3月27日閲覧。
- ^ 「【DeNA】度会の千金弾を演出 ドラ4ルーキーもうれしいプロ初安打」『スポーツ報知』2024年3月29日。2024年3月30日閲覧。
- ^ 内藤菜月「度会隆輝、「最高でぇ~す!」新人開幕弾球団64年ぶり2人目 イチロー師匠「無理して頑張りなさい」金言応えた」『スポーツ報知』2024年3月29日。2024年3月30日閲覧。
- ^ 「【DeNA】ドラ4ルーキー石上泰輝が開幕スタメンから初の登録抹消 直近20打席連続ヒット生まれず」『日テレNEWS NNN』2024年5月9日。2024年5月9日閲覧。
- ^ 「出場者 | プロ野球フレッシュオールスターゲーム2024」『NPB.jp』日本野球機構。2024年7月19日閲覧。
- ^ “投打成績 | プロ野球フレッシュオールスターゲーム2024”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年7月22日閲覧。
- ^ 「フレッシュ球宴MVPはヤクルト橋本 優秀選手賞はDeNA石上&日本ハム進藤」『BASEBALL KING』2024年7月20日。2024年7月22日閲覧。
- ^ 「【DeNA】ドラ4石上泰輝が、巨人ドラ1・西舘撃ちに自信「苦手なアレはない」昨年満塁本塁打」スポーツ報知、2023年10月30日。2023年11月28日閲覧。
- ^ 「DeNA・石上泰輝 「継続して打ち続けたい」神懸かりな猛アピールを見せるルーキー/レギュラー争いダークホース」『週刊ベースボールONLINE』2024年3月21日。2024年5月16日閲覧。
- ^ 「度会隆輝は「素直にすごい」「でもやっぱり負けたくない」同期ドラ4・石上泰輝が語る、度会との絆「実は野球を辞めようと思ったことも…」」スポーツ報知、2024年3月25日。2024年5月15日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 石上泰輝 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手名鑑 - 横浜DeNAベイスターズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE